冷蔵庫はほとんどのキャンピングカーに設置されている。夏場と限らず年中便利なアイテムである。旅の途中のスーパーで食材を買って車中飯を作るのもキャンピングカーライフの醍醐味である。ご当地のスーパーによると、その土地の名産品などにありつける事が多い。私の乗るゼフィーロには大型の冷蔵庫が設置されているので、たくさんの食材を入れる事ができると思っていたのだが少し期待とは違った。それはどういう事かと言うと、率直にあまり冷えない。この冷蔵庫は俗に言う「3way冷蔵庫」と言われるものだ。輸入車のほとんどがこのタイプではないかと推測する。
以前のセレンゲティにはDC12Vタイプの冷蔵庫が設置されており、冷えないと思ったことが無い。大きさはゼフィーロに設置されている冷蔵庫の半分程度だったので、大きさは物足りないが、小さくても冷えた方が良いに決まってる。という事でこれまでに2種類の冷蔵庫を使用したが、それぞれの特徴を説明したい。3way冷蔵庫は名の通り3種類の方法で冷やす事ができる。1つ目はガス、2つ目は走行中バッテリー、3つ目は外部電源。その中で一番冷えるのはガスだ。ガスは冷蔵庫の中で火を起こしてアンモニアを加熱する事により冷やす方法なので、どこかに燃えうつらないか少し心配な気もする。そして、残りの2つはあまり冷えない印象。DC12Vタイプは常にサブバッテリーからコンプレッサーを稼働させて冷やすので音はすごうるさいがよく冷えるし安定感がある。なぜ、良く冷えるのに輸入車はこのタイプを採用しないのか?と疑問を感じるのだが、3wayタイプのメリットはバッテリーの消耗を抑えられる事。それはすなわち長旅に向いているという事のようだ。EU諸国は陸続きで国をまたいだ旅をする事ができる。なのでキャンピングカー自体もキャンピングカーインフラも整っている。ガスを使えば電気を節約する事ができるという訳だ。確かにDC12Vのときはサブバッテリーの残量が少なくなると停止していた。そして他の電気も使えなくなった。ただし、3wayも一晩でカセットガス二本使うのでコストは掛かる。そして夏場の冷蔵庫にはいつも凍らせた2リットルのお茶のペットボトルを入れて工夫している。なので、バッテリーの強化ができれば、そんな工夫のいらないDC12Vがベストなのかも知れない。皆さんもキャンピングカーを選択する時に冷蔵庫の事は店員さんに聞いてみて欲しい。