私が思うキャンピングカー選びのポイントは

キャンピングカーの選び方は人それぞれなので、どんなタイプが良いかなんて事は言うつもりはない。ここでは私がキャンピングカー選びに迷われてる方に少しでも参考になる、私が経験した事で思う見るべきポイントについてお話させて頂ければと思う。
私が乗ったことがあるのはハイエースバンコン、国産キャブコン、輸入車キャブコンの3タイプ。
最初のハイエースバンコンは、ハイエースワイドワゴンをベースにしている。



このタイプは普段乗りとして使えるのでキャブコンとは全く違う使い道と言える。ここで見た方が良いかなと思うポイントはマックスファンのような換気できる設備が設置されているかどうか。このタイプは案外換気機能を設置せずに販売している事が多い。キャブコンなら標準装備なのに、このタイプはオプションなので購入時に他のオプションに隠れて見落としてしまう事が多い。バンコンとは言え、多少調理もするだろうし空気の入れ替えができる事はとても重要だ。暑い夏もファンを回すだけで寝心地が違うので、是非とも検討して欲しい。真夏はエアコンの設置も場所の問題で難しいが、せめてファンがあれば夏場でも熱帯夜でなければ過ごしやすい。後付けもできるがレイアウトが崩れるのでできれば乗り出しから取り付けることをオススメする。中古車なら最初から取り付けてあるのを探すのも良いだろう。私が乗っていたバンコンは付いてなかったうえに、大きな照明レイアウトが飾られていたのでマックスファンの後付けも出来なかった。


次に国産キャブコンで見て欲しいポイントは、何と言っても安全性だ。キャブコンはとても不安定な乗り物なので、安全性については是非ともしっかりと店員さんと確認を取られてみてはと思う。ここで言う安全性とはタイヤを含めた足回りのことだが、足回りについては少し勉強されてからお店に行かれる事をオススメする。
その他レイアウトについては、どのキャブコンも似たりよったりでトイレがあるかどうかの差はあるがどれを選ぶかは人それぞれかと思う。あともう一つ追加するとするならば中古車の場合は臭いも気になる。今は臭う状態でも後々は芳香剤などで時間が経てば自分たちの匂いに変わるだろうと思っていると失敗してしまう。前オーナーから引き継いだ臭いはなかなか取れない。

最後に輸入車キャブコンの場合は、室内も安全性も問題ない。むしろ大き過ぎて自分の運転能力や駐車スペース、旅に出るときの道幅や駐車スペースなど、そして何よりも修理対応できるビルダーから購入して、なおかつビルダーから自宅までの距離が離れ過ぎていないかが大きなポイントではないだろうか。周りの車屋さんはほぼ相手にしてくれない。車そのものよりも周りの環境のチェックが必要だ。逆にそこをクリアすれば、こんなにも快適な車はないのではと思う。

内装なんかは国産では比べ物にならないほど素晴らしい作りなので申し分もない。もし一つ追加するならばリビングスペースの広さではないだろうか。ゼフィーロはとても広いので決め手の1つになった。ここが広いと家族団らんでの食事も窮屈感がなく快適性に大きく貢献するポイントだ。国産車でもジルのリビングはとても広く評判が良いようだ。

それぞれのタイプで選ぶ際に是非とも見て頂きたいポイントをご紹介させて頂いたが、10年間乗り継いで感じたことは、キャンピングカーを一度乗ると手放せないという事だ。購入前はワクワクもするが、とても高い買い物なのでゆっくりと時間をかけて家族で相談しながら決めて頂けたらと思う。一人でも多くのキャンピングカーホルダーが増えることを願っている。