過去に使ったスポットエアコンの感想を言いたい

夏の車中泊は暑さ対策が毎年の悩みのタネだという事は前回も語らせてもらったが、今回は私が今までにどのような工夫をしてきたのか、そして、紹介文にもあるように、キャンピングカーライフを極めていない要因の1つが夏の車中泊でもあるので、どのような失敗をしてきたのかも是非伝えたい。
まず一番最初に、飛びついたのが「クレクール3」だ。


価格的にも手頃で重量もさほど感じず、持ち運びもしやすかった。その当時はハイエースのセレンゲティに乗っていて運転席と助手席の間にちょうど置けた。商品が届いて直ぐに電源を入れてみると冷たい風が勢いよくきたので、その瞬間は期待が高まったのを覚えている。
そして、いざ真夏のキャンプ場で使ってみると、あれ?なぜだ?冷たい風が出ない。何度やってもコンプレッサーが作動せずに送風になってしまう。全く使い物にならずメーカーへ電話をしてみると、使用環境が35℃を超えると安全装置が働きコンプレッサーが停止するとのこと。その日のキャンプは結局、熱帯夜の中汗だくで過ごしたのは辛かった。
その後、メーカーに何か良い方法は無いか聞いてみたが、クレクール3の安全装置の温度センサー部分に風を当てと改善すると言われたが、そもそも安全装置だけを冷やして動かすこと自体安全でも無さそうなので、その時メーカーに勧められた、クレクール3よりもスペックが高いクレクール5を思い切って購入する事を決めた。
クレクール5の魅力は室外機が外にある事。これなら室内温度に関係なく動いてくれるのではと期待した。しかし、見ての通り持ち運びは決して容易ではない。2つに別れているだけでなく重量もそれなりにある。だが、冷えるのであればそんな事は関係ない。あの真夏の熱帯夜を汗だくで過ごした事を考えれば冷える事が優先だ。という事で真夏のキャンプ場で使ってみると、これはホントによく冷えた。とても快適で夜なんかは夏布団が無いと寒くて寝れない。だが逆に夏の熱帯夜に布団の中で寝れるなんて最高だ。その当時の事は過去のブログにアップしているので機会があれば見て頂きたい。
やっと夏の車中泊はこれで解決と思われたが、そんなに甘くなかった。3回目の出番の時に、あれ?なぜだ?冷たい風が出ない?という事で再度メーカーに連絡したが故障しているとの事。しかも、またしても同じ白浜にあるキャンブ場で流石にこの時は熱帯夜はゴメンだという事でエアコン付のロッジが空いてたので追加料金はかかったがそちらで過ごした。幸いにしてクレクール3のときもそうだがメーカーの対応がよく、全額返金で返品させてもらう事になる。
という事で、なかなか夏の車中泊に苦労をしている。
そして、この夏はメーカーもこれまでとは違うトヨトミ冷暖エアコンで新たな気持ちでチャレンジしたいと考えている。
これまでの失敗の中で、外の空気と車内の空気の入れ替えをスムーズにしないと冷えないという事を学んだ。できることなら本体と室外機が別れているセパレートタイプを探してみたが手頃なものは無かった。最近はたくさんの種類のスポットエアコンが発売されているが、どれも本体と室外機が一体型のモノが多い。そんな中で私がなぜこれを選んだかというと、これも一体型なのだが、吸気口と排気口が2つに別れている。本体の裏側に2つのダクトを取り付ける仕様になっている。コンプレッサーか動くととうぜん熱が発生するので熱交換が必要なのだが、これを室内の空気を使ってしまうと効率が悪いと考えている。しかし、これはその熱交換に使用する空気を外から吸い込む為に室内のせっかく冷えた空気のロスが無いので効率性を期待している。前回の検証では充分な能力は発揮してくれており、大型のポータブルバッテリーであれば3時間の稼働も可能なことがわかった。さて私の今年の夏は快適に過ごせるのか、このエアコンに期待したい。