串本の夏はまさに南国気分が味わえる。大阪から高速も伸びて3時間もあれば到着する事ができる。私はシュノーケリングをする為にしばしば訪れる。
南紀和歌山と言うと白浜を想像する人が多いと思うが串本は白浜よりももっと南側にあって本州最南端の地だけあって暖かく海の水温も高い。そして実際に海に潜ると白浜とは全く違う光景を見ることができる。サンゴの群生を見る事ができるし運が良ければクマノミだって見る事ができる。
こんな素晴らしい土地ではあるが白浜のような盛り上がりはないのが残念というか不思議な気がする。観光ホテルも多く存在しないのでそもそも宿泊客も多く訪れるとこでもない。
いつもよく訪れる私からすると、あまり大勢の人が来て混み合うよりは今のままで良い気もするが、旨い魚と絶景ポイント、そして青い海があり、本州の海では珍しい珊瑚が見れるのにあまり知られていないようだ。
おそらく、ここへ足を運ぶ人のほとんどが串本を良く知るリピーターが多いのではと思う。
正直、私も初めて来たときは、キレイな海があるのにどこで遊んだら良いのかわからなかった。何度も足を運んでるうちに、魚を釣るポイントやシュノーケリングできるポイントなどを少しは知る事ができた。私もまだまだ全部を知る事は出来ていなくて謎の多いとこではある。しかし、もしかすると、ここはキャンピングカー乗りの聖地かも知れない。
そして、串本から1時間ほど新宮方面へ走ると紀伊勝浦がある。ここまで来ると観光ホテルも多数存在する。JRの線路は単線で特急列車も少なく寂れた感じが否めないが、都会では感じることのできない海の風景がここにはある。それが紀伊勝浦の魅力だと思う。私はここが大好きな場所である。
昔々は多くの旅行者が訪れ、新婚旅行先としても活気があったと聞く。商店街や港にある古い看板が多くの旅行者を迎えていたんだろうという面影が何とも言えない歴史を感じる事ができる。
今でも那智勝浦はマグロ漁が有名で、駅前はマグロ料理の店が並ぶ。
近い将来、高速道路も延長されて、より近く感じる場所になるという事で和歌山県の観光協会も黙っていないかも知れない。今後多くの予算をもしかしたら串本や那智勝浦へ投入して、より魅力的なエリアになるかも知れないと私は期待している。
釣りとシュノーケリング、そして旨い魚を食べたいキャンピングカー乗りの人は調べてみてはいかがだろうか。