トイレがキャンピングカーに必要なのかどうか、という議論はしばしば見受けられる。私は結論から言うと必要だと思っている。しかし元々はトイレは無くても良いという考え方だった。特に重要視していなかったのだが、今なぜ必要派になったかと言うと、ゼフィーロに乗り換えた時にカセット式トイレになったからだ。そもそも否定派だった理由は、トイレは道の駅やサービスエリアで済ませばいいと考えていたが、そもそもそれはトイレの後処理が面倒だと思っていたから。カセット式トイレの後処理の楽さを知ったことで必要派になった。キャンピングカーのトイレには、カセット式トイレとポータブルトイレがある。カセット式トイレは元々キャンピングカーに取り付けられていて車体の外側から後処理ができる。しかしポータブルトイレは後付できるが後処理が社内から運び出さないといけないのでなかなか大変な作業である。
セレンゲティの時はマルチルームにポータブルトイレを設置したが結局1度も使っていない。流す水を入れるのも大変だし、薬品を入れるのも大変、そして汚物が入るスペースも車内なので、そこに入れる薬品の臭いがマルチルームに充満してしまう。という事であくまでも緊急事のみの使用だと決めていた。
ゼフィーロに乗り換えてから積極的にトイレを使うようになった事で車中泊の、快適性は更に向上した。例えばスキー場など夜中にトイレに行きたくなっても車内で済ます事ができるのは便利だ。そして、トイレが使える事で行動範囲も広がった。今までは必ずトイレのあるところを検索していたが、今ではそんな事は気にしていない。おかげで釣りやシュノーケリングなど、絶好のポイントを見つける事ができた。
国産車で有名なジルを乗っている友人も同じ事を言っていたが、トイレが有るか無いかで行動に制限が無くなることが魅力的だと。ただ、これは人それぞれ行動範囲も目的も違うので一概には言えないし、カセット式トイレの後処理も楽と感じない方もいるので絶対にオススメという訳ではないが、購入される方は一度考えられてはいかがかと思う。