キャンピングカーで泊まれる城崎温泉(rvパークいなばや)

城崎温泉へキャンピングカーで向かうのは今回で3回目。
これは、私の感想なので温泉の専門家の方からすると違うと言われるかも知れないが、最も浴衣の似合う温泉街であり夜の川沿いの路地を歩く賑わいは独特の雰囲気と心の安らぎを与えてくれる。私も下呂温泉や道後温泉など色々と行ったことはあるが、こんな温泉街はここだけのようだ。川沿いにあるベンチで浴衣を着ている人達が、ただ、その町並みを見ながら談笑しているのをよく見かけるが、きっと穏やかな会話をしているんだろうなと勝手に想像してしまう。



過去に2度、城崎温泉で車中泊をさせてもらい、いずれもコインパーキングを利用した。しかし、セレンゲティからゼフィーロに乗り換えた事でコインパーキングに駐車できず、ここにrvパークできないものかと願っていたが、ついに念願のrvパークができたという事で緊急事態宣言開けに私は早速予約の電話を入れる事にした。
電話での予約時の印象もとても良く好印象だった。これは素晴らしい旅になるのではと期待が膨らむ。
大阪から約3時間、3年前と違い自動車専用道路が城崎温泉の手前まで延びており今回の旅をまるでアシストされてるような気分だ。しかも、この日は渋滞もなくスムーズに目的地まで到着することができた。

ここが、私が願っていた、念願のrvパーク「いなばや」さん。高速を降りて20分程度走ると城崎温泉駅手前の踏切が出てくる。この踏切を渡ると城崎温泉に到着という目印のようなものだが、これを渡ってすぐに私達の到着を歓迎するかのようにrvパークの看板が迎えてくれた。早速、受付へ行くと緊急事態宣言で客足が少なく寂しかった事など電話の時に感じた印象そのままで話をしてくれる。そして、緊急事態宣言開けにすぐのお客様で大変喜んでいると感謝の言葉も頂き更に好印象を受けた。
駐車スペースは大きめのキャンピングカーでも十分止めれるのでストレスも無い。電源も必要なら有料ではあるが使う事ができる。
その他、Wi-Fiも駐車場内で使う事ができ、トイレや洗濯設備なども充実、このrvパークの為に新しく作られたとの事で、観光客を積極的に受け入れようというオーナーの姿勢が伺える。
掃除なども行き渡っており、期待していたよりも遥かに使いやすい施設だと言える。晩ごはんなども必要なら近くの中華料理店から出前してくれるとの事でメニュー表を見せてもらった。しかし、この日は城崎温泉街で地元で採れた海の幸を頂こうと決めていたので出前は頼まなかったが何もない時などは助かるサービスかと思う。翌朝は地元のパン屋で仕入れた食パンと地元の卵を使った朝食を用意してくれるとの事でオーダーさせて頂いた。

では、早速、楽天市場で購入したmy浴衣を家族全員で着てから温泉街へ出発する事とする。通常は宿の浴衣を着るのが普通だが、キャンピングカーだとそうもいかない。Tシャツに短パンで湯巡りをするのも風情が無くせっかくの雰囲気も感じられないのでmy浴衣はお勧めする。皆様もぜひ準備されてはどうか。
城崎温泉駅まで5分ほど歩くと浴衣を着た観光客がチラホラ。コロナが無ければ沢山の人で賑わう場所なんだが何となく寂しく感じる。
駅前の様子だが店も半分は閉まってるように思う。お土産店などは空いていたが店の中は閑散としていて、錆びれた温泉街になってしまっていた。
早速、1日入浴券を買って湯巡りを開始。この日は7つの温泉のうち2つの温泉が臨時休業との事だか、他は全て通常通りの営業をしてくれていたので十分楽しむ事ができた。普段の夜の城崎温泉は特に風情を感じる事ができるのだが、飲食店の臨時休業が多く灯りが少なく、また浴衣で歩く人達がまばらだったので、早くコロナが収まることを願うばかりだ。
今回の旅は、rvパークいなばやさんのおかげで素晴らしい旅となり、各温泉が感染症対策も一生懸命工夫され、少しでも賑わいを取り戻そうと頑張ってくれているのが嬉しく感じた。高速道路も整備された城崎温泉はこの先更に素晴らしい場所になるのではと感じる。皆さんも是非、来られてみてはどうでしょうか。