BLUETTI AC200はエアコン動かせる?

夏の車中泊の準備
今回は夏の車中泊の為に、BLUETTI AC200でポータブルエアコンが何時間使用できるのかを検証してみた。前回、オーブントースターが使用できる事をご紹介させて頂いたが、今回は大本命のエアコンを見ていきたい。使用するエアコンは「トヨトミスポット冷暖エアコン」で設定はAUTO23℃とした。



ゼフィーロはあまりいい置き場所が見当たらない。そしてポータブルとはいえ26キロもあるのでバッテリーの検証の前に置き場に悩んだが、とりあえずキッチンの上に置くことで落ち着いた。キッチンの窓にプラダンを加工して排気ダクトと吸気ダクトを取り付けて排気準備も仕上がった。

本日は5/10快晴。まだ夏場の暑さとは程遠いが窓を締め切った車内はエアコンがないと厳しい程度にはなっている。暑さがピークの15時からスタートした。 ちなみに、この温度計は普段寛ぐソファ近くで車内の中心に取り付けておりエアコンからは少し離れている。

エアコンの温度計はサンルーフの下という事もありスタート時の気温は32℃を計測。

当然、バッテリー残量は100%からのスタート。

1時間後部屋の温度は2℃下がっている。

エアコンの気温は24℃を計測。

バッテリー残量は66%なので、約1/3を消費した事になる。
1時間半後の室内中心の温度は26度なので変化なし。

バッテリー残量は50%まで消化、半分を使用した事になる。

エアコンの温度は23℃計測していて、最初の設定通りまで温度を下げることができた。

バッテリーの時計は18:12となっているが実際とズレており18時ちょうどが正しい、この時点で稼働からちょうど3時間となり、バッテリー残量が12%という事でほぼ使い切ったので検証終了としたい。

結果と考察となるが、このクラスのエアコンなら3時間は使用できることがわかった。
また、コンプレッサーが動いてる間は650〜730wの電気を使用しており、途中で止まることなく残量が無くなるまで安定稼働する事ができていた。そしてエアコンの感想は、真夏の炎天下は厳しいにしても、熱帯夜には充分使えるように思う。。以前、動画でクレクール5を紹介させて頂いたが、残念ながら2年目で故障して修理不能になり、今年はこれに買い替えた次第だ。今回使用したトヨトミエアコンは吸気ダクトと排気ダクトがある事で恐らく冷却効率は良いだろうと思って選んでみたが、重くて大きいので持ち運びには体力がいる。バッテリーも重いので両方を持ち運ぶにはそれなりの気合は必要だ。しかし、その分、よく冷える事に期待したい。それと、私なりの工夫として窓近くに置いたことでダクトの長さを短くできた。ダクト自体も熱を持つので、それも効率を上げる為には重要かと思う。 今回の検証はこれにて終了とさせて頂く。今回の検証でわかった事は出力が高くて良く冷えるエアコンなら3時間が限度という事だ。3時間なら休憩時の使用に限られそうだ。熱帯夜を朝までバッテリーだけで過ごすには無理がある。もう少し電力消費が少なくて冷却効果の高いエアコンが新発売される事を願うしかない。熱帯夜は当分の間rvパークやキャンプ場を利用することになりそうだ。